パッキャオの後継者、ノニト・ドネアのピークは?

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フィリピンの英雄、マニー・パッキャオの後継者と言われ、期待されていたノニト・ドネア。階級を上げてから、以前の強さを感じられなくなってきた。
ドネアがかつて、左のカウンターで相手をバタバタなぎ倒していた頃を知っている私としては、納得がいかない。

あえて今、ドネアのピークを考えてみたいと思う。

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世界に名前を知らしめた、ビック・ダルチニャン戦


2007年7月の試合、IBF世界フライ級チャンピオンのダルチニャンに挑む挑戦者のドネア。ダルチニャンは同タイトルを6度防衛していて、28戦全勝22KO。当時のフライ級最強と言われていました。
圧倒的不利かと思われた試合でしたが、ドネアにはチャンピオンになる以外にもこの試合には特別な意味がありました。
同タイトルのダルチニャンの5度目の防衛戦で、ドネアの実の兄、グレン・ドネアが負傷判定で負けています。チャンピオンになりたい思いも当然ですが、それ以上に兄の敵討ち的な思いの方が強かったかもしれませんね。

ちなみにこのKOシーンは、リングマガジンのノックアウト・オブ・ザ・イヤーに選ばれています。見事なカウンターです。

ドネアのカウンターの上手さを見せつけたフェルナンド・モンティエル戦


2011年2月、WBC・WBO世界バンタム級タイトルマッチ。チャンピオンのフェルナンド・モンティエルに挑戦するドネア。下の階級から上がってきたドネアに対し、上の階級に上がればあの強烈なパンチは通用しないのではないかとの意見もありましたが・・・。
最初のダウンシーンのモンティエルの痙攣している姿は、ドネアのパンチが上の階級でも通用することを証明しているようです。

ちなみにこの試合も、リングマガジンのノックアウト・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

強烈なカウンター、ホルヘ・アルセ戦


2012年12月、WBO世界S・バンタム級タイトルマッチ。チャンピオンドネアの3度目の防衛戦。相手は5階級制覇しているメキシコのファイター、ホルヘ・アルセ。
戦前の予想の段階でドネア有利でしたが、結果は予想以上の実力差がありました。

モンティエル、アルセとメキシコの有名なボクサーをなぎ倒している様は、同じくメキシカンキラーと呼ばれて飛ぶ鳥を落とす勢いのマニー・パッキャオと重なりました。バレラ、マルケス、モラレスとメキシカンの有名ボクサーを倒してアメリカンドリームを勝ち取ったパッキャオ。それに続けと、ドネアも同じ道を歩んでいると確信しました。

フェザー級王座獲得以降のドネア


ドネアの武器はカウンターの左フックです。軽量級としてはあり得ないほどの破壊力があります。この左フックで世界ランカーを倒してきた実績があるからか分かりませんが、フェザー級王座獲得以降、手数が少なく一発狙いの選手になりました。
元々待ちのスタイルの選手でしたが、さらに待ちのスタイルに磨きがかかりました。ジャブで丁寧に相手を追い詰める昔のドネアの姿は、今のドネアにはありません。
フェザー級でのウォータースとの力対決に負けた一戦が、さらに一発の力に頼るようになったのかもしれません。

私が選ぶ、ドネアのベストバウト


2013年11月、フェザー級の10回戦。ノニト・ドネア vs ビック・ダルチニャン Ⅱです。ノンタイトル戦ですが、注目を集めた試合です。
私的に、この試合がベストバウトに選びます。

一度カウンターで敗れたダルチニャン、前回の反省を踏まえて丁寧に攻めてきます。対するドネアも再度カウンターを狙おうと丁寧に攻めます。お互いパンチがある事を分かったうえでの緊張感。全ラウンドを通じて、ピリピリした空気が張り詰めています。

途中まではダルチニャンの方がポイントをリードしていました。ドネアのフックを警戒して防衛も意識していたダルチニャンはかなり強かったし、上手かったです。ですが、最後のダルチニャンのスキをついたドネアのカウンター、見事としか言いようがありません。

フィリピーノ・フラッシュ、再び炸裂する日を期待しています。

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