アンソニー・ジョシュア vs ウラディミール・クリチコ

impressions 試合の感想

impressions

ボクシング世界タイトルマッチの生放送。
私にとって、最も有意義な時間です。
WOWOW に入っている一番の目的もこれを見るためです。

ですが、ファンの期待とは裏腹に、生放送のタイトルマッチが面白くない試合ってことも多々あります。それでも、二人の偉大な選手が行うタイトルマッチが生放送で見れる。これだけで満足なのも事実です。

今回のジョシュアとクリチコの試合、ぶっちぎりで面白かったです。
倒し倒されの大激戦。興奮しまくりの生放送。

大満足でした。

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ウラディミール・クリチコの再評価


今回、これだけ素晴らしい試合になった要因として、クリチコが全盛期並みの強さで仕上げてきたことが一番ではないでしょうか。

かつては18度防衛をしているクリチコですが、キャリア後半の戦い方は省エネボクシング。距離をとりながらリーチ差で有利なクリチコが相手を弱める。自分の懐に相手が入ってきたら、長いリーチを活用した覆いかぶさるようなクリンチ。これを繰り返し、相手が弱ってきたのを確認してから、相手の距離まで入りインファイトで勝負する。

特にやっかいなのが、クリチコのクリンチ。あの巨体、あのリーチで覆いかぶさるわけですから、体の小さい選手にしたら、全く手も足も出ない状態。せっかくクリチコの懐に入ったと思ったら、クリンチ。
レフェリーが注意してもいいんじゃないのかなと思うのですが、反則ではないので実際はスルーされることがほとんどです。

このクリチコの戦い方、私は好きではありませんでした。

ですが、今回のクリチコは今までのクリチコではなかった。スピードのあるジャブで相手との距離を計りながら、時には思い切った右ストレートで相手の懐にこちらから飛び込む。初回からプレッシャーをかけつつ、ボディーワークとフェイントを織り交ぜながら、じわじわと前に進んでくるクリチコ。

ヘビー級のタイトルを獲った頃の積極的な戦い方。
41歳にしてこのクオリティまで仕上げてきたクリチコ。
素晴らしいです。
頭が上がりません。

アンソニー・ジョシュアの若さの勝利


今回の試合、中盤にクリチコ、ジョシュア、共に一回ずつダウンしています。ですが、ジョシュアが倒された時点で、私はクリチコの勝利かと思いました。

ダウン後に立ち上がった後、あきらかに疲労が見えたのはジョシュアの方でしたし、スピードも明らかに落ちました。体も若干ふらついていました。お互いにダウンをした後は、完全にクリチコのペースでした。このままジョシュアが後半に倒されるのではと思いました。

しかし、ラウンドが進むにつれ明らかにジョシュアの疲労が回復してきました。スピードも戻り、足のふらつきもなくなりました。

27歳という若さからの抜群の回復力。
お見事でした。

二人の今後は


今回の試合、私的には今年のベストマッチ候補に入るほど面白かったです。
しかも、そんな壮絶な試合を、生放送で見ることができたわけです。
本当にありがたいです。

ジョシュアのKO勝利となったわけですが、試合全般を見ると、経験豊富なクリチコが支配しているように見えました。どちらが勝ってもおかしくない試合でした。今回の試合のクリチコを見て、改めてクリチコって強いんだなぁって印象が残りました。是非とも再戦、期待したいですね。

そして、パーフェクトレコードのジョシュア。
クリチコとの再戦、はたまたワイルダーとの統一戦。
マイク・タイソン以降のヘビー級で、これだけワクワクするのは久しぶりです。
これからのヘビー級、目が離せません。

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