マニー・パッキャオ vs ジェフ・ホーン

impressions 試合の感想

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マニーパッキャオが持っていたWBO世界ウェルター級チャンピオンの座、まさかの伏兵、ジェフ・ホーンが見事に奪い取りました。
フロイド・メイウェザーが引退した現在のボクシング界、間違いなくスーパースターであるパッキャオの敗北。今回の敗北は、ボクシング界にとって、非常に厳しい結果になったのではないでしょうか。

 

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下の階級から上がってきた選手の宿命


 

フライ級からボクシングを始めたパッキャオは、フライ級ではあり得ない程の強打を持っていました。小さい体から繰り出す強いパンチ。階級を上げてからも、強打はそのままに、アメリカに舞台を移し、メキシカンをボコボクに倒していくパッキャオ。アメリカでの人気を獲得し、まさにパッキャオ無双状態(笑)

ですが、強打が通用するのにも限界があります。
同じ体格の選手同士なら、パンチが強いのは当然有利ですが、階級を上げるということは、体格の大きい選手と戦うわけです。体格が大きいということは、パンチも今までの選手より強くなります。当然、打たれ強さも上がるはずです。
上の階級に上がるということは、こちらも同じくらいの体格になってるので、同一条件ではないかと思われますが、ナチュラルな体重の選手と、無理やり軽い体重から上げてきた選手、当然後者の方が不利になります。

軽量級のパッキャオは、パンチが当たれば確実なダメージを与えていましたし、クリーンヒットすれば倒れるだろうと、ワクワクしながら見ていた記憶があります。
ですが、最近のパッキャオの試合、そのワクワク感が感じられません。クリーンヒットしても、かつての脅威を感じなくなりました。
パンチが当たっても、相手に効果的なダメージを与えられない。下の階級から上がってきた選手の宿命ですね。同じく複数階級制覇したメイウェザーも、階級を上に上げるにつれて、KO勝ちが少なくなりましたので、これは避けようのない現象なのでしょう。

スーパースターの不在


 

ボクシング界を引っ張っていた二人のスーパースター、フロイデ・メイウェザーとマニー・パッキャオ。
この二人の活躍により、中量級が注目を集め、我々ボクシングファンの記憶に残る、素晴らしい試合がたくさん生まれました。

ですが、メイウェザーが全勝のまま引退してしまい、これからのボクシング界は、パッキャオが引っ張っていくと誰もが思っていたのではないでしょうか。かつてのKOで対戦相手をなぎ倒すパッキャオを期待していたファンも多かったのでは。
戦前も、パッキャオかなり有利と言われていましたし、久しぶりのKO勝ちを私も期待していました。ウェルター級でKO防衛をして存在感を見せつけて、いずれ復帰するであろうメイウェザーとの再戦って流れを期待していましたが、難しそうです。

さて、これからのボクシング界、誰が引っ張っていくのでしょうか。
パッキャオは格下相手に敗北、商品価値は間違いなく下がるでしょう。そして、メイウェザーは引退しています。ローマン・ゴンサレスが今後の中心になると言われていましたが、前回の試合で初敗北。同じ相手との復帰戦が予定されていますが、この試合次第では、再びスーパースターの座を奪うのではないでしょうか
そして、ゲンナディ・ゴロフキンとカネロ・アルバレス。この二人が対戦する予定ですが、この試合の勝者が、今後のボクシング界を引っ張っていくのでは。お互いにカリスマ性、スター性がありますし、実績と実力も申し分ないです。

それぞれの選手が、「俺が次期スーパースターだ!」とアピールしてくるでしょう。いずれにせよ、今後のボクシング界の主導権争い、楽しみです。ボクシング界が盛り上がってくれることを、本当に願っています。

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