ジュリアン・ジャクソン

Julian Jackson 過去の名選手

Julian Jackson

出典:BoxRec

今回は80年代に活躍した選手、ジュリアン・ジャクソンを紹介したいと思います。

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ジュリアン・ジャクソンはどんな選手?


ジュリアン・ジャクソンはヴァージン諸島出身のボクサーです。
S・ウェルター級、ミドル級と2階級制覇を行っています。ニックネームは「The Hawk」。

ジュリアン・ジャクソンを一言で表すと、とてつもないハードパンチャーです。生涯戦績は61戦55勝49KO6敗。55勝のうち49KO。数字以上の派手な倒し屋です。

そして、もう一つの特徴は独特のヘアースタイル。パイナップルカットとでも言うんでしょうか。これが彼のトレードマークになります。
バージン諸島という小さな島国から、奇抜なヘアースタイルのマッチョなボクサーが、アメリカで本場のボクサーをバッタバッタとなぎ倒す姿は、とても印象に残っています。

ジュリアン・ジャクソンは驚異的なパンチ力を持っている変わりに、打たれ弱いアゴを持っています。
勝つにしろ、負けるにしろ、KOで決まるってところも、ハラハラして見ることができる選手です。

イメージ的には、強打者で打たれ弱い、トーマス・ハーンズと似ていると思います。ハーンズよりはジャクソンの方が、グイグイ前に出るファイターですが。

島国から出てきた奇抜なヘアースタイルのボクサーが、本国アメリカでKO勝ちを続けるわけですから、当然世間からも注目を集めることになります。
ジャクソンの強打は、まさに相手が棒のように倒れるかのように、ほとんどが失神状態で倒れるくらい強烈です。強打の選手は数多く見てきましたが、本当のハードパンチャーという意味では、確実に上位に入ると思います。

初の世界挑戦はKO負け


1986年8月23日、WBA世界スーパーウェルター級チャンピオンのマイク・マッカラムに挑戦します。
当時のジャクソンの戦績は、29戦全勝27KO。
チャンピオンのマッカラムの戦績は、26戦全勝23KO。
無敗対決ということで、非常に注目を集めましたが、結果はマッカラムの2ラウンドKO勝ち。

飛ぶ鳥を落とす勢いのジャクソンでしたが、ボクシング人生で初の敗北を味わいます。

WBA世界スーパーウェルター級王座獲得(3度防衛)


マイク・マッカラムの返上して空位になったスーパーウェルター級のタイトルを白仁鉄と争います。この試合を3ラウンドKOで勝利し、WBA世界スーパーウェルター級チャンピオンになります。
このタイトルを3度防衛しますが(全てKO)、防衛戦の相手に後のスーパースター、テリー・ノリスがいます。

テリー・ノリスは、ボクシング人生の後半はファイターでしたが、初期は足を使うボクサーファイターでした。この試合を見ても、距離を的確にとり、空間を試合しているのはノリスの方だと思います。この頃からノリスの才能を見ることができますね。
それでも、新鋭のノリスを力でねじ伏せるジャクソン、流石です。

WBC世界ミドル級タイトル獲得、2階級制覇


1990年11月24日、WBC世界ミドル級王座決定戦を、ヘロール・グラハムと争います。
結果は4ラウンド、逆転KO勝ちで2階級制覇を達成します。

これぞジャクソンのKOっていう、気持ちのいいノックアウトです。まさに失神KOですね。
ちなみにこのタイトルは4度防衛します。
そして5度目の防衛戦は、ジュリアン・ジャクソンの永遠のライバル・・・

ジェラルド・マクラレンの存在


ジュリアン・ジャクソンのボクシングを語る上で、外す事のできない選手がこのジェラルド・マクラレンです。
1993年5月8日、WBC世界ミドル級タイトルマッチ、5度目の防衛戦で挑戦者としてジェラルド・マクラレンとの防衛戦を行います。
マクラレンの戦績は29戦27勝25KO2敗。
ジャクソンの戦績は47戦46勝43KO1敗。
まさに、ハードパンチャー対決です。

結果はマクラレンの5ラウンドTKO勝ち。
ジャクソンは2回目の敗北を味わいます。

その後、ジャクソンは3連勝の後、再びマクラレンに挑みますが、1ラウンドTKO負け。
マクラレンに対して、2連敗となります。

私がジュリアン・ジャクソンを語る上で、このマクラレンとの2試合が最も印象の強い試合となります。お互いミドル級屈指のハードパンチャー同士。初戦で5回TKO負け、リベンジに燃えた2戦目ではまさかの1回TKO負け。ジャクソンにしたら決して良い結果ではありませんでしたが、ボクシングファンにとっては忘れられない2試合として、永遠に語り継がれるでしょう。

その後の、ジュリアン・ジャクソン


ジャクソンはその後に、1995年に再びWBC世界ミドル級チャンピオンに返り咲きますが、初防衛に失敗。その後も勝利を重ねるが、KO負けが2試合続いたところで引退。

ヴァージン諸島出身のボクサーで、これほど有名になったのは後にも先にもジュリアン・ジャクソンのみです。見た目のインパクトと、驚異的なKOアーティスト、わかりやすく覚えやすい選手ですので、印象が強いです。

きっと、ヴァージン諸島のどこかで、優雅な生活を送っているのではないでしょうか。

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